会社概要
株式会社カウリスは、2015年12月に設立された、サイバーセキュリティ領域のスタートアップです。不正アクセス検知サービスの開発・提供を通して、クライアントとともに「インターネットの安全を提供するインフラ」となることを目指しています。
当社が開発している『FraudAlert(フロードアラート)』は、機械学習を用い、なりすましを検出する法人向けのクラウド型不正アクセス検知サービスです。 「リスクベース認証」を採用し、IPアドレスや使用ブラウザ、使用言語など、ユーザーのアクセス環境から”本人らしさ”を判定。さらに、電力会社との提携により、当社の不正検知技術と電力設備情報を組み合わせ、より精度の高い不正検出を実現している点が強みです。 不正アクセスのリスクがある場合にのみ、事業者側から追加認証を発動させるため、ユーザーに余計な負荷をかけずにサービスを提供することが可能。さらに、二要素認証などと組み合わせることで、コスト削減にもつながっています。 また、botや人力による不正ログインや、なりすましによる購入も予防でき、銀行やクレジットカード、EC・ポータルサイトなど、さまざまな業種で利用可能です。
『FraudAlert』の強みとして、攻撃情報を事業者間でシェアできることや、機械学習による自動最適化を実現していることが挙げられます。 また、実装・運用が簡単であるほか、グラフ化による分かりやすい管理画面になっているなど、UXを重視しているも特徴です。 ユーザー数の比較的少ないサービスから、月間アクティブユーザーが数千万単位の大手サービスまで、幅広いサービスに対して他社よりも低コストで提供しており、国内の大手金融機関などを中心に、主にインバウンドで新規契約を獲得しています。月間のインプレッションは2021年時点で数億となっています。
当社はこれまでにさまざまな賞を受賞しており、直近では「Taiwan RegTech Challenge 2020(TRC2020/台湾レグテック・チャレンジ)」において、ファイナルへの出場が決定。また、経済産業省が主導する「J-Startup」にも選出されました。 さらに、過去には三菱UFJフィナンシャル・グループの第6回「Rise Up Festa」の「情報・ネットサービス」部門において、最優秀賞を受賞しています。
今後は『FraudAlert』を軸に、現状の機能を補填するような新規サービスを開発し、多角的に事業を展開していきたいと考えています。 将来的には、台湾などのアジアを中心とした海外展開や、株式上場も視野に入れています。
会社の魅力1
昨今のインターネットやスマートフォンの普及により、オンライン上でモノを購入することが一般化しつつあります。その一方で、インターネット上の個人情報は流出や漏洩を繰り返しており、犯罪件数は増加、手口も年々巧妙になっています。 総務省・警視庁・日本クレジット協会のデータによると、2015年の被害状況としては、不正ログインの被害を経験した事業者は3割以上、ネットバンキングからの不正送金の年間被害額は30億円、クレジットカードの不正使用の被害額は年間120億円と、大きな被害が出ていることがわかります。
従来のサイバーセキュリティ対策は、事業者にとっては導入のハードルが高く、時間とコストがかかる大掛かりなものが中心でした。さらに安全と引き換えに、ユーザーにとってサービスの利便性が失われてしまうといった課題もありました。 そんな中、カウリスのクラウド型サービス『FraudAlert』は、手軽で確実なセキュリティ対策を実現しています。 導入企業は「ブラックリスト」・「ホワイトリスト」に認定したデータをシステム内で共有できます。これにより、オンプレミスでは不可能な「1つのサービスで不正アクセスを試みたユーザーをほかの企業でもブロックする」アクションが可能です。
今後、スマートフォンやPC以外にもデバイスの数は増え続けていくことが予想されます。また、IoT機器やコネクテッド・カー、シェアリングサービスの普及などにより、キャッシュレス決済以外にもサイバーセキュリティを必要とする場面が増えていくでしょう。 そのような時代の移り変わりやニーズに応えるためには、オープン・イノベーションによる各社の提携・連携が必要だと考えています。当社は率先してクライアントや大手企業と提携することで、オープンイノベーション・ハブを目指していきます。
会社の魅力2
カウリスには30名の社員が所属しており、そのうちの20名弱がエンジニアです。 マネージャー1名がおり、分析・管理画面系ユーザーチーム、API開発・サービスチームに分かれています。各チーム7名ずつ所属しており、サービスチームにはインフラエンジニア(devopment)が3名います。また、テクニカルソリューションサポートも2名在籍。以前は外部委託も行っていましたが、現在はすべての開発を内製化し、社員の人数も増えています。
社内研修完了後はチームに混ざりスタート。業務の工程ごとにミーティングをしながら進めていくため、いきなり一人になることはありません。およそ2週間~1ヶ月後に独り立ちしていただく形です。 OJT終了後は、プロジェクトごとに事業・開発各チームからメンバーを選出するスクワッド制を採用。各マネージャーがフロントに立ち、バグの報告や実装する機能の要求など、事業サイドとの連携を取っています。
当社の開発組織は、データドリブンな組織であることが特徴。2020年11月時点で、月間数億のアクセスの中から本人らしい行動や悪意ある行動のデータを抽出・解析し、クライアント企業の情報セキュリティの向上に活用してきました。 開発はアジャイル型で進めており、幅広い業種のクライアントからのヒアリング、ソリューションの機能開発・チューニングをしながら、迅速で柔軟なサービス開発を実施しています。
組織として成長中の段階であるため、意見が通りやすく、サービスや組織、チームの改善をエンジニア主導で行うことが可能です。インフラ周りのアーキテクチャの設計などを含む、1から10までのフェーズを経験できます。
当社では、チームとして動き、他人の意見を聞いて尊重できる利他的な方を求めています。当事者意識を持ち、改善に取り組むことも大切です。 また、不正を働く攻撃者は次々に新たな攻撃手段を用意してくるため、継続的な学習やキャッチアップが必要となります。そのため、自ら積極的に学習する姿勢がある方が活躍できるでしょう。さらに、積極的に上層部に提案をし、自分で仕事を勧めていく自主性もあると理想的です。
現在は、マネージャーを目指すキャリアがメインですが、各自の希望に合わせて、専門スキルを伸ばしスペシャリストとして活躍することも可能です。
社員の声
声を上げれば何にでもチャレンジできる環境
自分で「こんな機能があったほうがいい」「アーキテクチャはこうするべきではないか」といったことがあれば、自発的に案を出して実行することができます。また、プロジェクトへの関わり方も自分で意見することができます。 ■事例1 Fraud Alertの一部サービスを分割することを提案し、企画・設計・制作・リリースまで一気通貫で行うことができました。 ■事例2 関西電力との取り組みでの電力サービスのプロダクト作成に関わりたいと思い手をあげ参画し、3人のチームでサービスを作り上げました。先方との仕様設計決めや納期設定、タスク管理なども行い、PMのやり方についても同時に学ぶことができました。
サーバーサイドエンジニア/Fraud Alert/セキュリティ事業部
やってみたい業務に挑戦するチャンスがある
創業から5年ほど経ちますが、まだまだ組織構造が柔軟に変化を続けています。 経営層と対話しやすい環境も整っており、部署の垣根にとらわれず、自分のできること・できそうなことで会社に貢献していこうという文化があると思います。 私自身、得意分野はサーバサイドのアプリケーション開発ですが、最近はDevOps寄りの仕事も増えていますし、カスタマーサクセスに挑戦させてもらっていたこともあります。
サーバーサイドエンジニア/セキュリティ事業部
自分の意思をプロダクトに反映させやすい環境
私は主にプロダクトのインフラの構築運用等を担当していますが、自分の意見を尊重してもらっていると感じます。業務を行っている中で改善したい事や新しく導入したいものがあれば随時共有していますが、プロダクトやチームへのメリット等をしっかり共有すれば受け入れてもらっていると思います。 開発者を縛る細かなルールは少ないと思うので、インフラエンジニアのポジションではチャレンジしたいことを実現しやすい環境なのかなと思います。
インフラエンジニア/FraudAlert / セキュリティ事業部
自社サービス。風通しのよい環境。
自社サービスは言うまでもないことですが、他社への出向などなく自分たちのプロダクトと向き合って開発を実施していけます。自分たちでスケジュールや方針・内容を決め、達成するために努力していくと言う形になります。 お客様からのフィードバックを得る機会もユーザー会を通して得ることはできる為、自分たちのプロダクトがどのように使われている、どのように評価されているか(良し悪し含め)というのもわかりやすいと思います。一般的なSaasと変わらないとは思いますが、一つわかりやすい魅力かなと思います。 もう一つは風通しの良い環境というところ。StartUpという環境もありますが、取締役など一般的な会社では会話しない人たちがとても近いです。 近いとしても話しにくいということもなく、ロールに関係なく話をしやすい環境なので、会社の状況や方向性なども経営の立場にいる方たちから直接聞くこともできます。 みなさんお忙しい立場ですが、会社の方向性を会社で働いている皆さんに理解してもらうことの重要性もご理解いただいているので、嫌な顔一つせず話してくれます。 現場からの意見をマネージャーが吸い上げて、経営サイドへ伝達しその希望を受け入れてくれるといったことも少なくありません。 また個々人のキャリアについてもちゃんと考えているので、例えば機械学習のキャリアを伸ばして行きたいとかあれば専門の人間がいますのでそのチームへ異動したりとかも比較的やりやすい環境ではないかな、と思います。 耳を傾けてくれる、相談できる、自分のキャリアを考えて働けるいろいろな意味で風通しは良いと言えるのかなと認識しています。
チームマネージャー/プロダクトマネージャー/FraudAlert/セキュリティ事業部
ビッグデータを駆使して日本の金融を守る醍醐味
まだ小さい会社ですが、すでに日本を代表する大手通金融機関や通信事業者のサイトをなりすましや不正送金から守っており、まさにミッションクリティカルなシステムを運用していると言えます。日々増大するトラフィックを捌き、収集される膨大なデータを遅滞なく処理するシステム基盤の構築に大きな裁量をもって取り組むことが出来ます。
開発部門マネージャー/セキュリティ事業部
事業内容
不正アクセス検知サービスの開発・提供
法人に向けてクラウド型の不正アクセス検知サービス『FraudAlert(フロードアラート)』を開発しています。
勤務地・その他情報
- 会社名
- 株式会社カウリス
- 従業員数
- 30人
- 業種
- ソフトウェア/パッケージベンダー
- 本社所在地
東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル4F FINOLAB内
- 代表者
- 島津 敦好
- 設立年月
- 2015年12月
- 資本金
- 535,395,288円(資本準備金含む)
- 株式公開 / 証券取引所
- 非上場
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