AGS株式会社を語る上で、まず外せないのが、データセンター『さいたまiDC』を所有していることだろう。国内の数あるIT企業の中で、自社でデータセンターを持つ企業は珍しい。さらに、開設が2012年と比較的新しく、業界トップクラスのスペックとなっている。現在、そのデータセンターを中核としたITインフラや、それに付随するシステムのコンサルから、開発・保守・運用までワンストップでサービスを提供している。
クライアントと直接やり取りするプライム案件がメインとなっているのもポイント。ニーズをダイレクトにシステム開発に落とし込み、さらには保守・運用まで、全て自社で完結。クライアント側からすれば、日頃のコミュニケーションを通じて何でも相談でき、それを解決まで支援してくれるので、同社は心強いパートナーと言える。
経営基盤の安定性も、大きな特徴である。創立から50年以上にわたり積み重ねてきた実績と信頼の下、継続的に案件を獲得している。何より、クライアントのデータを預かるデータセンターがあるので、一度依頼を受ければ継続案件となるケースが多い。また、同社の取引先は、大きく「金融」「公共」「法人」の3領域に分かれているが、これらの顧客構成はほぼ3分の1ずつとなっており、流行に左右されにくい顧客基盤を形成している。また、長年の実績やシステム品質の高さ、セキュリティー技術等を重視する金融業界や自治体等のクライアントが多く、競合他社の参入障壁が高いことも、経営を揺るぎないものにしている。
このような堅実なビジネスモデルの上で、チャレンジを止めないのも“同社らしさ”である。クライアントの課題解決型ビジネスのため、既存の技術やシステムではニーズに追い付かないこともあり、どうしても最先端のソリューションが求められるためだ。そこで、同社ではAWSやクラウド等、新たな領域にも技術や人材を投資。ニーズに応じて、AI OCRやRPA等による業務の自動化も提案している。安定した経営基盤があるからこそ、大胆な挑戦もできる。それが同社の大きな強みである。

















