フューチャーショップのの社員は全員が中途社員。経験してきた業種や職種は多様です。そのため、メンバーが慣れない環境で困っていないかをつねに気にかけるなど、助け合う文化が根付いています。例えばある程度キャリアを積んできた40代の社員が入社しても、1年目の社員として丁寧なフォローを受けられます。

エンジニアは、UIデザインや機能設計など企画段階からプロジェクトに参加するため、自らサービスを改善したり、新たなサービスを生み出していく姿勢が求められます。開発環境や社内ツールの選定にも現場の意見が反映されるため、すべてのチームのエンジニアに自発的に意見することが求められます。継続して自社サービスの開発に携わりながら、目標の実現に向けてPDCAを回していくことは、当社で働くなかでのやりがいです。

キャリアパスについては、現在創業10年目であり、明確には定まっていませんが、メンバーはやってみたい仕事に、ある程度自由に挑戦できます。上流工程から下流工程まで自社で行うため、エンジニアは比較的柔軟なキャリア形成が可能です。

フューチャーショップの合言葉は「Happyをシェア」。2,700を超えるEコマース稼動店舗から日々集まるアイデアを『futureshop』シリーズに実装することで、充実したEコマース環境をお客様にシェアしています。

2018年に搭載した『futureshop』のCMS機能『commerce creator』では、ECサイトの構成要素をパーツに分割。お客様は、同システムが提供するパーツとお客様自らが制作するパーツとを組み合わせることで、ECサイトをより自由にデザインできます。その高いカスタマイズ性は従来製品にはなかった当社独自の仕組みであり、特許も取得しています。

実はこの『commerce creator』を完成するまでの道のりは、決して平坦ではありませんでした。企画や開発の担当者、デザイナーなどのメンバーは何度も開発に行き詰まっては議論とトライアンドエラーを重ね、ハードルを乗り越えてきました。その過程では、「もう実現は無理なのではないか」と半ば諦めかけたこともありました。そんな時メンバーを思いとどまらせたのは、ただお客様により良いサービスを提供したいという信念でした。

挫けずに何年も開発を続け、リリースにこぎ着けた結果、同機能を実際に使用したお客様からは、「やりたいことが全部できるようになった」「今まで苦労していたことを、一括でできるようになった」などとうれしい声をいただいています。私たちがお客様に「Happyをシェア」できた具体例だと振り返っています。